治験は臨床試験のひとつ
意外にたくさん聞かれるのが臨床試験と治験の違いです。
確かに
「臨床試験(治験)」
という表記を見たり、
「臨床試験」や「治験」だけが書いてあったりして分かりにくいですよね。
解釈の違いで一概には言えませんが、一般的な答えは臨床試験の一つに治験があると考えると良いと思います。
イメージ的には日本の中に東京があるような感じでしょうか。
「日本という国のいくつかの都道府県の一つに東京がある」
のと同じように考えると、
「臨床試験といういくつくかの試験の一つに治験がある」
と考えるのが一般的のようです。
数ある臨床試験(研究)の中で、薬事法に基づく医薬品やサプリメント、医療機器の承認を得るために実施される臨床試験のことが「治験」です。
ややこしければ、ほぼ同じ意味合いで使われていると思っていても間違いじゃないですよ。
臨床試験ごとに細かなルールが定められていて、このサイトでも紹介していますが、治験には治験のルールに沿って進められています。
もちろん国への届け出が必要だったり、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」や「医療機器の臨床試験の実施の基準に関する省令」などを守りながら進めていく必要があって、誰でもできるわけではありません。
かなり厳しい基準をクリアして守りながら行われているので、安全が保たれているのだと考えられます。
とはいえ、一定の副作用や不快感がある場合もありますので、注意が必要です。
参加する場合にはしっかり事前説明を聞いて、納得してから参加しましょう。
※治験は基本的にいつでもキャンセルすることができます。